

Meursault
Louis Naudin 2020
ムルソー / ルイ・ノーダン
大きめのグラスで、
余韻を楽しむ至福の一杯

ブルゴーニュ地方「コート・ドール(黄金の丘)」の中でも、白ワインの名産地として長年にわたり高い人気を誇る村──ムルソー。
その名にふさわしい芳醇さと気品を持ったこのワインは、まさに“エレガント”という言葉がよく似合います。
使用されるのは、シャルドネ100%。
収穫されたブドウは丁寧にプレスされ、アルコール発酵とマロラクティック発酵をオーク樽で実施。その後、約12ヶ月間の樽熟成を経て、味わいに深みと丸みが加わります。

色合いは、輝きのあるグリーンゴールド。
グラスを傾ければ、白桃や洋梨、白い花の香りが優しく広がり、バニラやナッツ、ハチミツのようなニュアンスも感じられます。
口に含むと、ふくよかなボディとまろやかな酸のバランスが美しく、後味にはレモンのような爽やかな余韻が静かに続きます。
おすすめの楽しみ方は、大きめのグラスで冷やしすぎずに。
温度が上がるにつれて、香りと味わいに奥行きが生まれ、飲むたびに表情が変わっていくのも魅力のひとつです。
帆立のソテーや鶏肉のクリーム煮、リッチなパスタなどと合わせれば、贅沢なディナータイムにふさわしいペアリングが完成します。

この1本を手がけるのは、1947年創業のMaison Goichot(メゾン・ゴワショ)。
祖父アンドレ=マルセルから始まり、父アンドレ=マリー、そして現在は孫たちの代へと三世代にわたり、ブルゴーニュの地で家族経営を貫く希少なワイナリーです。
ネゴシアン(買い付け醸造家)としてスタートしたメゾンは、現在では自社畑とドメーヌも所有し、畑からボトルまで一貫したワイン造りを実現。
「飲む人に寄り添うこと」「日常に上質な一杯を届けること」を大切に、土地の個性を尊重したクラフトマンシップが息づいています。
SPECIFICATIONS

生産者 | メゾン・アンドレ・ゴワショ |
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生産地 | ブルゴーニュ |
生産年 | 2020年 |
ぶどう品種 | シャルドネ |
提供温度 | 11-14℃ |
アルコール度数 | 13% |
フードペアリング | 炙りカマンベールチーズにゴールデンデリシャス、たっぷりキノコのグラタン |