Morgon ≪Cote du Py≫

Domaine Laurent Gauthier 2022

モルゴン <コート・ド・ピュイ> / ドメーヌ・ローラン・ゴティエ

静かに芯を宿す、
“テロワールの芸術”

ボージョレ屈指の特級クリュ

 

特級畑〈コート・ド・ピュイ〉から生まれる、気高さを纏った一本。
熟した果実とスパイスが織りなす奥行きは、派手さではなく、静かに心に残る余韻を届けます。


味わいの特徴

辛口
甘口
フルーティ
渋い
軽やか
しっかり
酸味弱
酸味強
ライトボディ
フルボディ
生産者 ローラン・ゴーティエ
生産地 ブルゴーニュ
生産年 2022年
ぶどう品種 ガメイ
提供温度 14-17℃
アルコール度数 13.5%
フードペアリング 生ハムとサラミの盛り合わせ、パテ・ド・カンパーニュ、ソーセージ

ブルゴーニュ南部、リヨン近郊に広がる丘陵地──
その中で「ボージョレの王」と称される特級クリュが、モルゴンです。
中でも〈コート・ド・ピュイ〉は、この地で最も名高い区画のひとつ。
火山性の土壌がもたらす力強さと複雑さが、このワインに独自の個性を刻んでいます。


このワインを手がけるのは、1834年創業の家族経営ワイナリー「ファミーユ・ゴーティエ」。
現当主ローラン・ゴーティエは、“土壌の個性をワインで描くアルティザン”。
芸術家がキャンバスに向き合うように、ブドウと大地の声を汲み取りながら、テロワールを表現します。

彼がこのモルゴンに込めたのは、“ガメイ”という一つの品種が、テロワールによってどれほど豊かに姿を変えるか、という驚き。
完熟した果実の芳香に加え、ブラックチェリーやイチジク、シナモン、ナツメグ、ブラックペッパーなどのスパイス香がふわりと立ち昇ります。



おすすめペアリング

味わいはまろやかでいて芯があり、じんわりと身体に沁み込むような優しさの中に、時間をかけて育まれた深みが広がります。
赤身肉やジビエ、郷土料理、スパイシーな料理との相性も抜群で、山羊のチーズやビターなチョコレートとのマリアージュもおすすめです。

このワインには、派手さではない、“静かな気高さ”が宿っています。
「毎年、自然に教わることで自分たちのサヴォワールフェール(知恵)を磨いている」
そんなゴーティエ家の哲学が、1杯の中に丁寧に息づいています。

「派手ではないけれど、記憶に残る」──そんな人に贈りたくなるワインです。