Margaux

Château La Tour de Bessan 2021

マルゴー / シャトー・ラ・トゥール・ド・ベッサン

時を重ねて磨かれた、
マルゴーの情熱。

マルゴーらしい繊細さと芯のある味わい

 

13世紀からこの地を見守る塔の名を冠する、代々の情熱と革新が重なる家族経営のシャトー。
時の流れとともに深まる、この土地の物語をグラス一杯で。


味わいの特徴

辛口
甘口
フルーティ
渋い
軽やか
しっかり
酸味弱
酸味強
ライトボディ
フルボディ
生産者 シャトー・ラ・トゥール・ド・ベッサン
生産地 ボルドー
生産年 2021年
ぶどう品種 メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
提供温度 18-20℃
アルコール度数 13.5%
フードペアリング 和牛のステーキ、ダークチョコレート、きのこのパイ包み焼き

シャトー・ラ・トゥール・ド・ベッサン──
その名にある“塔”は、13世紀からこの地を見守り続ける象徴です。名家たちが行き交ったこの土地は、1972年にボルドーの名士ルシアン・ルルトン氏の手に渡り、1992年には娘マリー=ロール・ルルトンに引き継がれました。
醸造学の知見を持つマリー=ロール氏は、畑の植え替えや醸造所の刷新など、着実にシャトーを進化させてきました。 1999年には人間工学に基づいた新醸造施設も完成。
家族の情熱と投資が、このワインの味わいの根底にあります。


畑はスーサン、アルサック、カンカック──
マルゴーAOCの中でも個性豊かな3つの村に広がります。ピレネー山脈由来の砂利と粘土が混じる複雑な土壌に、テロワールに適した品種と台木を慎重に選定。
2012年からはプティ・ヴェルドも導入され、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロにスパイスのような立体感を加えています。
その結果、ワインはより深みを増し、マルゴーらしい繊細さと芯のある力強さを兼ね備えています。



サステナブルへの想い

このシャトーのもうひとつの美徳は、環境への意識。
HVE3(環境価値認証)やテラ・ヴィティス認証を継続取得し、自然への負荷を最小限に抑えた栽培と醸造を実践しています。
生物多様性を守り、土地の未来とワインの品質をともに見据える姿勢が、グラスの中に静かに表れます。

複雑で骨格がありながら、しなやかで優美。
時の流れと人の想いが重なったこの1本は、マルゴーという土地の深さと品格を、静かに語りかけます。