

Pessac-Léognan
Château Pontac Monplaisir 2020
ペサック・レオニャン / シャトー・ポンタック・モンプレジール
深い土壌と手仕事から生まれる、
エレガントな白。

ボルドー南部、名門が並ぶペサック・レオニャンの一角に、小さな家族経営のシャトーがあります。
それが、モーフラ家が代々守り続けてきた「シャトー・ポンタック・モンプリジール」。周囲には、グラン・クリュ・クラッセのシャトー・カルボニューやクーアンも隣接し、この土地の可能性の高さを物語っています。
畑は、粘土石灰質に砂利や砂を含んだ、ボルドーらしい複雑な土壌。
そこに根を張るブドウは、ひと房ずつ手摘みされ、選果も畑の中で行われるほど丁寧に扱われています。
醸造では、フレンチオークのブルゴーニュ樽で13〜15ヶ月の熟成。その間、バトナージュ(澱の撹拌)を重ねることで、ワインに奥行きとまろやかさを与えています。

この2014年ヴィンテージは、セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン40%、ソーヴィニヨン・グリ10%のブレンド。
目指しているのは、「きめ細かく、エレガントで、フルーティー」なスタイル。バニラやハチミツ、ドライフルーツの香りが穏やかに広がり、口に含むと、豊かで丸みのある舌触りと、グレープフルーツやライムの爽やかな果実味が溶け合います。
このシャトーは、過去にもフランスの「アシェット・ワインガイド」で高く評価された実績を持ち、2014年ヴィンテージもまた、その流れを汲むクラシカルで完成度の高い味わいが魅力です。
生産本数は限られており、10〜12℃でのサーブが推奨されています。

この繊細かつ芳醇な白は、料理とのペアリングも魅力のひとつ。
カニの詰め物やザリガニのグラタン、エビのカレー風味、イセエビのグリル、白身魚のムニエル、さらにはクレオール風の鶏肉料理とも抜群の相性を見せます。
テロワールの個性と、造り手の手間を惜しまぬ情熱──
それらが見事に調和した、静かなる贅沢をどうぞご堪能ください。
SPECIFICATIONS

生産者 | シャトー・ポンタックモンプレジール |
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生産地 | ボルドー |
生産年 | 2020年 |
ぶどう品種 | ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン |
提供温度 | 8-10℃ |
アルコール度数 | 13% |
フードペアリング | 小海老のガーリックソテー レモン添え、サーモンのパイ包み焼き |