

Bordeauxe
Le G de Guiraud 2019
ボルドー / ル・ジェ・ド・ギロー
静けさのなかに、熱を秘めた白。

貴腐ワインの名門、1855年格付け1級シャトー・ギローが手がける、特別な辛口白ワイン。
それが「ル・ジェ・ド・ギロー」です。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを絶妙なバランスでブレンドし、上級キュヴェに使われる樽で6ヶ月間じっくりと熟成──
ふわりと広がるトロピカルな香り、キリッと爽やかな酸、そこに優しく寄り添うクリーミーな口当たり。
この一本には、“熱狂的”とさえ言われるほどの魅力が、しなやかに息づいています。
グラスを傾けると、グレープフルーツやパイナップル、そしてほんのりハーブの香り。
一口で、静かに背筋が伸びるような上質な辛口の味わいが広がり、その後にはギローらしい奥行きがそっと残ります。

このワインが特別なのは、味わいだけではありません。
シャトー・ギローは、2011年に1級シャトーとして初めてオーガニック認証を取得し、自然と共に生きることを選んだ先駆者。「人間性・謙虚さ・集合知」という哲学のもと、職人たちが知恵を重ねて、唯一無二の世界を築いてきました。
そして1766年、プロテスタントのギロー家がこの土地を手にして以来、彼らはボルドーという伝統のなかで、あえて“異端”であることを大切にしてきました。
辛口白ワインにおいても、いち早く“樽発酵”という革新を取り入れたのは、まさにギロー。
砂、砂利、粘土が重なる神秘的なテロワール、樽使いに長けたオーナーの哲学が、このワインに「まろやかさと生命力」という、相反する美しさを宿らせています。

「ル・ジェ・ド・ギロー」は、シャトー・ギローの世界への“入り口”。
たとえば、お寿司や天ぷら、一番出汁を活かした繊細な煮物──
日本料理との相性も、驚くほどに自然です。
この一本がもたらすのは、ただの美味しさではなく、“自分のための、静かな贅沢”という体験そのもの。
どうぞ、ご自身の物語の中に取り入れてみてください。
SPECIFICATIONS

生産者 | シャトー・ギロー |
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生産地 | ボルドー |
生産年 | 2019年 |
ぶどう品種 | セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン |
提供温度 | 8-10℃ |
アルコール度数 | 14% |
フードペアリング | ブルーチーズとミックスナッツ、ローストチキンにハチミツを添えて |