南仏プロヴァンス地方、ロルグの丘に静かに佇む17世紀のシャトー。中世の趣が残るこの地に誕生した「シャトー・レ・クロスト」は、今やルクセンブルクのフェリックス王子とクレール王女が運営する、美しさと歴史が調和する特別なドメーヌです。彼らが目指すのは、“自然・歴史・生活芸術の融合”──この場所に流れる時間そのものが、ワインに静かな気品を与えています。

シャトーは現在220ヘクタールの広大な敷地を擁し、そのうち55ヘクタールがぶどう畑。外部からの仕入れを一切行わず、自社畑のぶどうのみで醸造する哲学を貫いています。「真正性と独立性、丁寧な仕事への愛情」を掲げ、除草剤の完全廃止やバイオコントロール、害虫モニタリング、自然な下草の育成など、環境保護への取り組みにも力を注ぎ、HVE（高環境価値）認証も取得。まさに“未来を見据えたシャトー”として、プロヴァンスの美しい自然とともに歩んでいます。

プロヴァンスらしい軽やかさと気品が共存するこれらのロゼは、食前酒としても、南仏野菜やハーブ料理とのペアリングでも抜群の相性を発揮。冷やすことでより一層、その魅力が際立ちます。

まるで地中海の風をグラスに閉じ込めたような1本を──
ゆっくりと傾けるたびに、時を超えた美しい体験が、あなたの日常にそっと寄り添います。