【KITANO CLUB × MAIAM × 田邉公一】
3月21日 春の暖かさを感じる神戸の地で、ディナーイベントを初開催致しました。
今回、開催場所として選んだのは、MAIAMのワインディレクター田邉公一氏が、ソムリエとしてのキャリアをスタートしたレストラン「KITANO CLUB」。
30名様近いゲストの方々をお迎えしての、豪華なディナーとなりました。
一杯目のお飲み物は、バーエリアでのウエルカムドリンクとして、地元の日本酒のスパークリングをセレクト。
到着されるゲストをお迎えし、サービスされる優しい味わいのスパークリング純米酒は、田邉氏が三度訪れた経験がある「福寿 あわ咲き」。
これからのディナーに胸を膨らませ、優雅なひと時を楽しんでいただいたあとは、いよいよダイニングへと移動。
田邉氏が語る今回のディナーへの想い、続いてMAIAM代表のウイリアムズ麻衣からのご挨拶、そしてKITANO CLUB社長の楠美香様にお言葉をいただき、いよいよ乾杯です。
乾杯と同時にカーテンが一斉に開き、神戸の美しい景色が現れ、会場からは歓声が上がりました。
やわらかな豚足、風味の豊かな穴子とフォアグラ、モリーユ茸、マデイラのソース。それぞれの個性が見事に調和した一品でした。
合わせるのは、フランス南西地方の赤ワインとポルトガルのマデイラ酒、明石のウィスキーを使い、ミキシンググラスで作られた、本日のこの料理のためのスペシャルカクテルです。
ウィスキーと穴子はともに明石産。マデイラは、カクテルとお料理のソース両方に使われて味わいが調和します。すべての要素が共鳴し合う、至福のペアリングは、ゲストの皆様からも、感嘆の声があがっていました。
お魚料理に合わせるアイテムとして、田邉氏が選んだのは、地元 灘を代表する名酒の一つである“剣菱” 。
この料理の風味を、深みのある味わいの日本酒が包み込んでいきます。
温度は、料理の温度帯とお酒のキャラクターを厳密に考慮した上で、やや高めの温度でサーヴされます。
さあ続いて、メインディッシュ。
と思いきや、目の前に現れたのは、お口直しのグラニテ。
しかもこちらは、通常のシャーベットではなく、なんと、灘の酒「福寿」名物の“凍結酒”。
ここでまたゲストから、驚きの声が上がります。
まさに、この神戸でのスペシャルな夜にふさわしい、演出が随所に散りばめられています。
優雅なディナーがゆっくりと進んでいく中、皆さまそれぞれに会話を楽しまれたり、ワインの味わいをシェアされたり。
今のこの空間を共にしているからこそ生まれる一体感は、何にも代え難いものです。
エスプーマやフリットなどの様々な調理法で仕上げられた淡路名産の玉ねぎを使ったデザート。
一皿の上に幾重にも散りばめられています。爽やかなコリアンダーのアイスクリームが添えられ、ほのかなベルガモットのフレーバーに、ロワールの甘口ワイン、コトー・デュ・レイヨンが寄り添い、見事に調和します。
まさに、幸福なマリアージュでした。
この日限りのスペシャルなコース料理、それぞれに合わせられたペアリングのお飲物。そして、それを包みこむ神戸の美しい夜景。。
かけがえのない時間を共にすることで、人と人、空間が強く結ばれる、最高のイベントとなりました。
ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
ピアノの生演奏が心地よく響き渡り、夕陽が沈んでいく素晴らしい神戸の景色を見ながらディナーがスタート。
ダイニングでの一品めは、”ホワイトアスパラガスのムース 海の幸のジュレ”
繊細な味わいのジュレに包まれているたっぷりの海の幸。まろやかな口当たりが絶妙な一品です。
こちらには、やわらかな美しいピンクの色合いが春をイメージさせる、フレッシュな辛口のロゼワインを合わせて。
全ての素材と調和するプロヴァンスのロゼワインです。
続いては "豚足の詰物、アナゴ、フォワグラ添え マデラソース”
お魚料理 “イギスのポワレ 山椒風味 大村農園さんの野菜添え”
イギスは、繊細な味わい。そこに山椒の風味が加わることで、絶妙な奥深さを与えていました。
メインのお肉料理は、"ワラでスモークした丹波篠山産子猪のロースト"
神戸では非常に名高いイノシシ料理。合わせるワインは、フランスを代表する産地ボルドーの「シャトー・キルヴァン」。神戸とMAIAMのフランスワインとのコラボレーションを意識したメインにふさわしいペアリングです。
MAIAMを代表する赤ワインであるシャトー・キルヴァンをメインディッシュに合わせることで、会場の盛り上がりも頂点に。
西神戸のイチゴを使ったミルフィーユ
コースはいよいよフィナーレへと向かいます。
西神戸のフレッシュなイチゴを使ったアヴァン・デセールは、素晴らしい存在感を放ち、この後に待つ、メインデザートへの期待感を膨らませてくれます。
最後の一品は、"淡路産新玉ねぎを使ったデザート"