ペサック・レオニャンにあるこちらのシャトー・ポンタック・モンプレジールは、16世紀と17世紀はあの有名なシャトー・オー・ブリオンが所有していました。
18世紀に土地の所有者がオーギュスト・モフラさんへ変わってから現在5世代目。
約束していた15時に訪問すると、入り口で現在のオーナーであるもうご高齢のジーン・モフラさんがおじいちゃんの優しさを感じる笑顔と温かいジェスチャーで迎え入れてくれました。
私たちが日本から来ていることが分かると大興奮の様子で、作業中だったジーンさんのお孫さんアクセル・モフラさんと、ワインメーカーのパンドルフォ・フランさんを紹介してくれました。

なんとパンドルフォ・フランさんの奥様が日本人のようで、私たちをより好意的に迎えてくれました。
彼は5年間シャトー・オー・ブリオンで働かれた後、現在シャトーポンタックモンプレジールのワインを全て手がけていらっしゃいます。

奥様との出会いはパリなんだとか!パリで出会ってそのままボルドーで結婚なんて素敵ですね♪
ちなみに、ジーンさんのお孫さん アクセルさんはまだ独身のようで、日本人の奥さんを大募集しているとのことでしたので、次回のマイアムツアーの際には良いご縁をお繋ぎできるようにしたいと思います♡笑

ワインは、メルローとカベルネ・ソーヴィニョン主体の赤ワインと、ソーヴィニョン・ブランとセミヨン主体の白ワインを生産されています。(赤ワイン:60%メルロー、40%カベルネ・ソーヴィニョン 白ワイン:45%ソーヴィニヨン・ブラン、40%セミヨン、15%ソヴィニョン・グリ)

赤ワインは新樽30%、白ワインは新樽50%とのこと。
マイアムでは現在白ワインのみ扱っていますが、樽感を感じるこちらのワインはお料理にも合わせやすく、魚介を焼き上げたようなもの、牡蠣グラタン等に合わせていただくとマリアージュがとても良いです。

今年のボルドーは寒くて雨が多く、雹の影響もあり、収穫できるぶどうが少なくなってしまったそうで、こちらのシャトーでは、去年に比べて-75%の収穫量だったそうです。
生産量が減ってしまうので大打撃ですが、味はとても良く仕上がってるとのこと。
「もちろんショックだけれど、しょうがない。自然だから。」と仰っていたパンドルフォさん。その年の天候によって左右してしまうワイン造りですが、自然の恩恵や厳しさを受けながら、伝統を受け継いでいくこと。ワインとは自然そのものなんだと改めて感じることができました。
